
ご挨拶
テレクトミーブラッシュアップコース症例検討会開催につきまして一言ご挨拶させていただきます。
アテレクトミーデバイスの技術向上を目的として開催してきた本会ですが,一昨年からはWEB開催形式で実施させていただいておりますが,以前の対面形式と同様に多くの先生方にご参加いただくことができました。ここに感謝申し上げます。
アテレクトミーデバイスは,バルーンやステントとは異なる技術的なコツがあり,症例毎の細かい工夫も要求されることが多いため,個々の経験を共有していくことがスキルアップには極めて重要と考えます。今回もWEB開催という形式の利点を生かし,多くの先生方と経験を共有し,討論することで,日々の日常診療にお役立ていただけるような形を目指し,症例検討に加えて,エキスパートの先生からレクチャーをいただく構成といたしました.本会がより有意義な会となるように多くの先生方のご参加をお待ちしております。
なお,12月8日にはWEBでのライブデモンストレーションも企画しております.そちらへのご参加もお待ちしております。
プログラム
症例検討会
7月6日(木)
症例検討会 DCA
座長:櫻井 将之(おおたかの森病院) 羽原 真人(豊橋ハートセンター)
スペシャルコメンテーター:添田 信之(星総合病院)
コメンテーター:鈴木 智詞(近畿大学奈良病院)
辻本 充 (ベリタス病院)
永井 泰斗 (三郷中央総合病院)
18:30-19:00 症例1
RCACTO、LCX入口部、LAD近位部の高度狭窄に対してDCAを用いて治療した若年の一例
下地 顕一郎(済生会宇都宮病院)
19:00 -19:30 症例2
左回旋枝の石灰化結節病変
小林 範弘(済生会横浜市東部病院)
19:30-20:00
ショートレクチャー
座長:櫻井 将之 (おおたかの森病院)
濱嵜 裕司 (おおたかの森病院)
7月10日(月)
症例検討会 Rotablator
座長:唐原 悟 (東京曳舟病院) 濱嵜 裕司 (おおたかの森病院)
コメンテーター:田辺 正喜 (野崎徳洲会病院)
羽賀 智明 (豊田厚生病院)
早川 直樹 (国保旭中央病院)
18:30-19:00 症例3
Burr Stuckを起こした、左回旋枝入口部高度石灰化病変
岡本 直高 (大阪ろうさい病院)
19:00-19:30 ショートレクチャー
RotablatorとOASの使い分け
座長:濱嵜 裕司 (おおたかの森病院)
演者:中村 茂 (京都桂病院)
19:30-20-:00 症例4
TAVI後高度石灰化、subtotal病変で治療に難渋した症例
三浦 瑞樹(東京大学医学部附属病院)
7月6日(木) 18:30〜20:00
7月10日(月) 18:30〜20:00

東日本アテレクトミー研究会
東日本アテレクトミー研究会とは
冠動脈カテーテル治療は 剤溶出ステント全盛の現在において、バルーンとステントが手技の中心となっています。しかしながら、カテーテル治療の適応拡大に伴い、バルーンやステントだけでは手技に難渋し、アテレクトミーを必要とする症例は決して稀ではありません。アテレクトミーを必要 とする病変は当然 複雑病変であり、アテレクトミーを安全かつ効果的に使用するためにはバルーンやステントとは異なるアテレクトミー特有のスキルが必要となります。
東日本アテレクトミー研究会ではアテレクトミーの基本手技の習得およびスキルアップを目的としてアテレクトミーブラッシュアップコースにおいてライブデモンストレーションおよび講習を通じて最良のアテレクトミーの使用法について討論します。